Song: Aldebaran Eyes
Year: 2019
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壊れた砂時計 零れ落ちるのは砂だけだろうか
そこにあった昨日が届かない程に遠い
深まった闇が 水面に伸びては沈む
また 灯火が消える

日々重くなる足取り 狭まる歩幅
気にも留めぬと目線を外しても
視界を滲ませる虚空に吹く風は嘲りの声
落日に隠した本心 まだ夜明けは遠いから

辿る

いつだって後悔は淡い過去へ誘っては揺らぐ陽炎
去る背には追いつけぬのに ひたすらに伸びる影だけが残る
革命の残骸を拾い集めては重ねる情景
夢の終わる頃 朝にはもう誰もいないこの部屋で叫ぶ

ああ 螢火のように 咲いて 消えて
誰も知らない物語が 君が言いかけた言葉が
いつしか
いつしか届く頃 もし君が風の中に滲んでしまっても
確かに色づいた思い出がここで生きているから
不確かな連鎖を生み続ける日々
音を吐き 詩を刻む日々
原始の色に染まってなお この場所に立ち続ける背に
強く風は吹く

受け継いで(受け継いで)
焼き尽くして(焼き尽くして)

望み 遥か 遠く
覚めぬ 夢の 先へ

ああ 螢火のように 咲いて 消えて
いつまでも褪せぬ 意志を 掲げ続ける
その手で

君の歌がまだ反響している
またどこかでと 決して君には届かない言葉をそっとこの胸にしまって 淡く燃える極東の空を背に己が青灰に決意を帯び再び進む

振り返るな 諦めるな
己が己たる証をこの奔る陽に乗せて

( SOLITUDE A SLEEPLESS NIGHTS )
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